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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・テーマ・・・重荷を背負って同じ場所に

・ログライン(簡易※1行以内)・・・・・・
太った母、知的障害を持つ弟と姉、妹の面倒を見るギルバ-トが、旅人のベッキーと出会いを通じて家から出ることに思いをはせる。

・ログライン(詳細)・・・
1幕
ギルバートの店にベッキー登場。

2幕 
カーヴィーの旦那が溺死。
アーニー拘留。母、留置所へ。帰り際、周囲の人達の好機の視線に晒される。
カーヴィーとの別れ。
ギルバート、ケーキを食ったアーニーに暴行。ベッキーの助けで仲直り。

3幕
母、ギルバートに謝罪。
ベッキー、母に会う。笑いません。
ベッキーとの別れ。
自力で階段を上る母。
母、死亡。
家を燃やす。
1年後、ギルバートとアーニー、ベッキーと一緒に旅に。


・目的・・・
ベッキーとええ感じに。

・インサイト・インシデントとその時間・・・アーニー、ガスタンクを上る(0:10頃)

・PP#1(キー・インシデント)とその時間・・・ベッキーとの出会い(0:25頃)

・MPとその時間・・・アーニーが拘留(1:00頃)

・PP#2とその時間・・・ギルバート、アニーに暴行(1:25頃)

・天・・・現在

・地・・・アイオワ州の小さな町

・人※2面性(共通と憧れ)・・・
ギルバート・・・町を家を出たい。が、母やアニーを置いていけない。
アーニー・・・???
ベッキー・・・フリーダム。ゆえに、雁字搦めのギルバートが不憫に思える。

・良点・・・
3幕構成。
ディカプリオの空気の読めなさ。
ベッキーとの交流(交際)による、自由になりたい願望の微妙な表面化・顕在化を、うまく脚本・演出で表現している。

・悪点・・・
退屈。まったりしすぎ。
ヒューマンドラマとはいえ、少しはサスペンス的要素があれば良かったかな。

・その他・・・
いい映画だとは思う。
人間関係のしがらみを放棄せずに我慢し続けたら、いずれ、良いことがあるということを訓示している映画。

・ランク(A~Z)・・・D

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プロフィール
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向田スガ子フィールド
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