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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・テーマ・・・?

・ログライン(=簡易ストーリー※1行以内)・・・
デイヴィッド・マンが追突してくるトレーラーから終始逃げまくる。最終的に、自分の車をトレーラーにぶつけて、トレーラーを谷底に突き落とす。


・ハコ(シーケンス)・・・
1幕(発端)
トレーラーを抜かして抜かれる。
パーキングにて妻にTEL。夜までに帰ることに(カセ)。
トレーラー、抜かせてくれない
⇒無理やり抜かす
⇒激突してくる
⇒モーテルに逃げる

2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているかに注目
※いかに主人公を困らせているかに注目
レストランにてドライバー探し
⇒見つからず。(イラ)
⇒違うドライバーに因縁を吹っかけてぶっ飛ばされる。(イラ)
スクールバスを車で押す。
⇒バンパーが挟まる。(イラ)
⇒トレーラー再登場!(イラ)
⇒トレーラー、スクールバスを押す。
踏切を前にしてトレーラーに後ろから押される(イラ)
⇒逃げる。
公衆電話にて警察にTEL
⇒突っ込んでくるトレーラー!(イラ)
⇒車に乗り逃げる。段差のあるところに何とか逃げる(イラ)。
歩いてトレーラーに近づくと、逃げられる。(イラ)
坂に登って巻くことに成功。
⇒と思いきやラジエーター・ホースが故障。(イラ)
⇒頂上に到着。とりあえず安心。
追いつかれる(イラ)
⇒トレーラーに車をぶつけて谷に転落させる。

3幕(結末)
※いかに転がしているかに注目
なし。

・プロットポイント
インサイト・インシデントとその時間・・・トレーラーを抜かして抜かれる(OP)

PP#1(=キー・インシデント)とその時間・・・トレーラーが激突してくる(0:20頃)

・目的・・・激突してくるトレーラーから逃げる。

・MPとその時間・・・トレーラー再登場(0:45頃)

・PP#2とその時間・・・?

・天・・・現在

・地・・・米国の荒原

・主人公
デイヴィッド・マン

キーワード・・・平凡

極端なクセ・こだわり・・・なし

弱点(共通点)・・・普通すぎること

公・・・普通

私(住んでいる場所etc)・・・家庭では肩身が狭い

敵役(いい人?)・・・トレーラーに乗る謎のドライバー

・良点・・・
3幕ではない。2幕で最後まで押し切るイメージ。
主要な登場人物はデイヴィッド・マンのみ。
セリフがほとんどなく、ほぼ映像でのみ得体の知れないトレーラーの恐怖を描いている。
平凡なサラリーマンであるデイヴィッド・マンが災難に巻き込まれところが、視聴者・観客の共感を誘う。
2幕の矢継ぎ早の葛藤が秀逸。
トレーラーから逃げるという単純極まりないストーリーを、巧みな演出・葛藤のインサートで見事なドラマになっている。
恐るべしスピルバーグ。

・悪点・・・
中盤のMOが余計。

・その他・・・
スピルバーグを舐めていました。すいませんでした。

・ランク(A~Z)・・・A

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向田スガ子フィールド
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