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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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不許可印を台本の押しまくる向坂

1日目
検閲開始
椿、今川焼きを出すも受け取ってもらえず
向坂、タイトル「ジュリオとロミオット」が気に入らず不許可
実演
向坂注文-登場人物を日本人、場所を日本に
GL・・・向坂を笑わせて検閲をパスする

2日目
「お国のために」×3を入れろ

3日目
お国ちゃん→向坂、激怒
(伏)お国のために→お肉のために→→向坂、激怒
接吻を拒否

4日目
向坂、あくび→お肉の戻させる
椿、接吻をしそうでしないように変更
所轄署の署長からの希望で警察官を登場させることに
夜、劇場(笑いの大学)に入ろうとする

5日目
向坂、警官に必然性がないと苦言
向坂の提案で、警官が泥棒を追っかけているという設定
※お宮と貫一が、中々キスをできない
→向坂と椿が一緒に実演
向坂、「待て!」→「あっちだ!」に変更
夜、向坂、劇場で芝居を見る

6日目
二人で実演
向坂、座長の座布団回しが気にいらないと苦言、説得する椿
向坂、ついにOKを出す
椿が周囲から「国家の犬」「官憲手先」etcと非難されている事実を知ったと告げる向坂
椿「これが僕の戦い」「権力への抵抗」
向坂、激怒「互いの立場を忘れていた」「私はその権力の末端」
LP(TP#2)・・・向坂、笑いの要素を全て排除するよう依頼

7日目
向坂「83回も笑った」「1ページ目から面白い」
椿、赤紙!
椿「見事、お国のために死んでいますよ」
向坂「帰ってこい」「死んでいいのはお肉のためだけだ」



・良点……
3幕構成
最も三谷幸喜らしい閉空間型の作品
どんどん笑いの魅力にはまっていく向坂、向坂の無茶な直し逆手に台本を面白くしていく椿の変化がよく描かれている
対話はできるだけ避けるという脚本作りのタブーに挑んでいる意欲作
 
・悪点……
 
・その他……
 
・ランク(A~Z)……A

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プロフィール
HN:
向田スガ子フィールド
性別:
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