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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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役員たちが社長追放の話を持ちかけてくる
突っぱねる権藤
低コストの靴をボロボロにする
嫁が不満たらたら、殺しごっこをする純と進一
電話で大阪に5000万円分の小切手(手付金)を川西に持っていかせることを約束
(伏)(枷)
これで、47%の株を保有することに、他役員たちが組んでも勝てる
びた一文欠けても命取りに

I・I・・・子供を誘拐したとのTLEが入る
3000万円用意しろ
誘拐されたのは純の服を着た進一

刑事たちがやってくる
逆探知
犯人にとって進一であったことは好都合、営利誘拐、恐喝は成立しない
小切手は使えない
川西を大阪に行かせるべき?
TELにて進一の声を聞く
進一の父・青木に、金を出すよう懇願される

翌朝、権藤「身代金は払わん」
川西「世論が許さない」
川西が他の役員に大阪の件を話していたことが発覚
出て行く川西
犯人からTEL
(伏)権藤、金を出すから子供の無事な姿を見せるよう要求
東京銀行に3000円万用意するようTEL


犯人からTEL、明日、鞄二つに金を金を入れて特急第2位こだまに乗れ
(伏)7センチ以下の厚みの鞄
(伏)戸倉警備、色つきの煙がでる粉を鞄に忍ばせる

MP・・・特急の中
犯人からTEL、鉄橋から子供を見せる、窓(7センチ開く)から鞄を投げろ
鞄を落とす
進一助かる

町を歩く犯人
ラジオを聴く犯人
世論は権藤に同情

車を鑑識で割り出せる
ガーゼ、エーテル、富士と海が見える場所
債権者たち、金は期日までにちゃんと出せ

警察の捜査会議
車両ナンバー「神奈川そ3059」※前日盗まれている
エーテル、金の手配番号からは手がかり掴めず
縁婚関係
他役員+川西、仲悪い(回想)
工場には悪そうな奴はいない(回想)

車見つかる
江ノ電の汽笛の音
青木の進一が車に乗って調べる
車に魚を洗った水、向かう刑事二人
ホシを発見するも、死んでいる、主犯がいる?
1000万円の入った鞄が見つかったことを記事に載せさせる戸倉

犯人、記事を見る
川西が現れて、権藤を重役に担ぎ上げようとする
(伏)進一が絵、左手にハンカチを巻いている
窓から赤色の煙が上るのが見える
焼却場の親父からゴミを出しにきた男の居場所を聞き出す
病院にて左手に傷のある男を発見

このままでは15年の刑になるので、犯行を再開させることに

ホシを尾行
ホシ、カーネーションを購入
ディスコでヘロインGET
禁断症状の女を旅館へ
注射を打って女を殺す
逮捕、処刑に
結局、財産没収
犯人と面会、自分勝手な理屈をふりかざす犯人



・良点……
3幕構成
前半は破産or人名、どちらを選択するかの究極の葛藤が描かれている
この究極の葛藤に至るまでの、状況設定がお見事
MPを境に権藤→戸倉への大胆な視点チェンジ(黒澤映画ではよくある)
刑事たちによる圧倒的なディティールに裏打ちされた捜査
前半の権藤の部屋の中のみで展開される密度の濃いドラマ
 
・悪点……
 
・その他……
 
・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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