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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……辣腕弁護士が無実の2重人格者を無罪に導く

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

ベイル・・・正義漢。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……大司教が殺される

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
ピネロにシカゴから出て行くよう説得

PP#1(=キイ・インシデント)……アーロンと面会。弁護することに。
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……アーロンを無罪に
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

検事時代の部下であり恋人?であるベナブルが担当検事に
アーロンの部屋にてアレックスが助手を襲う
大司教の財団が、川岸宅地開発に携わっていたが、開発を中止していたことが発覚。
財団の理事は州検事ショーネーシー。
ショーネーシー「市の有力者を怒らせら怖いぞ」
精神科医と面会中に凶暴になるアーロン。二重人格?
アレックスに接触
アレックスはテープを盗むために部屋に入っていた。テープの内容は、大司教がリンダやアーロンにセックスを強要するというもの。これがアーロンの犯行の動機?

MP……もう一人の人格・ロイが大司教を殺したと告白
※引き返すことができない事件が起こる

敗色濃厚。
テープをベナブルのもとに届ける。
ベナブル、裁判にてテープを証拠品として提出
ピネロ死亡
ショーネーシーを喚問

DP(どん底ポイント)……二重人格を証明するビデオなし
※PP#2のちょい前

PP#2……?
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

クライマックス(目的達成・解決へ)……ロイがベナブルにぶち切れて首を絞める。奇しくも2重人格を証明。被告の勝訴確定。
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

TP(転換ポイント)……アーロンがベイルに「ベナブル判事によろしく」⇒なぜアーロンが首絞めの件を?⇒実はアーロンはもともと存在せず。ロイが2重人格を演じていたのだ。

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
何気にじっくりと検事と判事が被告(原告も)の三者のやり取りを描いた法廷ものって見たことがなかったので新鮮で面白かった。
最後のどんでん返しが良かった。
結局、最後はダマだれて残ったのは虚無感、寂寥感だけというバッドエンド。こういう終わり方もあり。

・悪点……
主人公のベイルが普通。
ショーネ-シーやピネロは本筋と関係なかった。

・その他……

・ランク(A~Z)……B

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……二人の奇術師が互いに邪魔しながら競い合う

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

アンジャー・・・奇術のためならどんな手でも使う狡猾な男。腕では劣るも魅せることに関しては上。
ボーデン・・・同上。奇術師としての腕はアンジャーより上。地味。


・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意


目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。


インサイティング・インシデント(=事件)……アンジャー水槽にはまってボーデンの目の前で死亡。ボーデン逮捕。

コールドロウ卿の使者がボーデンに「瞬間移動のタネを教えろ」

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
アンジャー、ボーデンの日記を元にコロラドへ

PP#1(=キイ・インシデント)……ジュリア、ボーデンの紐の結びが原因で水死。アンジャー激怒。
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

アンジャー、銃にボタンを入れて撃つ。ボーデン手を負傷。
ボーデン、アンジャーの鳥かごのショーで鳥を殺す。
アンジャー、テスラーにお目通りがかなう。がテスラーにマシーン製作を拒否される。
ボーテン、スーパーボールを使った瞬間移動を披露
アンジャー、替え玉(ルート)を使った瞬間移動を披露
アンジャー、オリヴィアを助手としてボーデンの元に送り込む
ルートが高額な出演料を要求してくる
アンンジャーの舞台に、ボーテンが登場して種明かし&ボーテンが出演する劇場の宣伝
オリヴィアが日記を盗んでくる。日記には「テスラ?」
ファロンを人質にとるアンジャー
ボーテン「秘密は僕の人生」。サラとの仲が険悪になる。こっそりとオリヴィアと交際。
アンジャー、アメリカのテスラーのもとへ

DP(どん底ポイント)……・・・・・・実はボーテンの策略だった。複製マシーンの成功せず。
※PP#2のちょい前

PP#2……と思いきや実は成功していた。
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

サラ自殺

3幕(結末)
※いかに転がしているか

アンジャー久しぶりの舞台で瞬間移動(複製)成功

クライマックス(目的達成・解決へ)……水槽にはまるアンジャーを助けようとするボーデン⇒アンジャー死亡。ボーデン死刑確定?
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

TP(転換ポイント)……
コールドロウ卿=アンジャー。アンジャーは複製マシーンを使った奇術で、死と複製を繰り返していた。
ファロンはボーデンの複製だった。ボーデン、アンジャーを銃殺。

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
時系列シャッフルが見事。
時系列シャッフルを利用とした伏線の張り方は勉強になる。
セリフのやりとりも見事の心理学に精通していて見ごたえがある。
ノーランの才気がほとばしっている作品。

・悪点……
複製マシーンは現実味に欠ける。

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……モーテルで起きた無差別殺人事件の犯人を捜す。

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

エド・・・女優のドライバー。元刑事。正義感が強い。冷静。繊細。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

4年前の無差別殺人事件で死刑判決が確定している被告の日記が発見される

インサイティング・インシデント(=事件)……アリスの死体がモーテルに運ばれてくる

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
アリスを車で引いてしまう⇒モーテルへ
ロード刑事と囚人がモーテルへ

PP#1(=キイ・インシデント)……女優が殺される。コインランドリーに女優の首が。囚人脱走。
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……犯人を捜す
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

ルー死亡
囚人が捕まる
囚人死亡、元支配人が冷凍庫から出てくる
ライリー車で暴走⇒ジョージが引かれて死亡
ライリー「殺していない」⇒実は死んだ支配人のライリーになりすましていた
アリス死亡⇒なぜか部屋番号のついた鍵が

DP(どん底ポイント)……車が爆発。ジニー死亡?死体がない。他の人の死体もなっくなっている?
※PP#2のちょい前

PP#2……被告のマルコム=エドだった。エドはマルコムの数ある人格の一つ。モーテルにいるメンバーは全員マルコムの中の人格だった。マリック医師から、4年前、殺人事件を犯した人格を殺すように命じられる。
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

パリス、ロードの車のトランクから死体を発見

クライマックス(目的達成・解決へ)……エド、ロードを銃殺
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

死刑停止。措置入院決定。

TP(転換ポイント)……ティミーが殺人犯だった。マリック医師の首を絞めるマルコム。

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
非常によく出来た脚本。
まず、実はモーテルのメンバーが全員マルコムの人格だったこと。
ロードが殺人犯だったこと。
そして最後に実は子供のティミーが真の殺人犯だったこと。驚きの連続。
移送中の囚人がマルコムだったことも驚き。
部屋番号のついたキーも伏線として有効に使われている。
隠れた傑作だと思う。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……AA

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……実際の試合でプレーするジダンを追いかけたドキュメント映画

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

ジダン・・・もはや説明不要

・良点……
なし

・悪点……
約1時間半、プレーするジダンを追いかけただけ・・・・呆れて何も言えない。
当時、金を払ってこの映画を見た客は何を思ったのだろうか?

・その他……
ジダンのことが大好きなのでこの映画は残念でならない。

・ランク(A~Z)……ZZZ

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……バレリーナが官能的で邪悪なブラックスワンを演じる

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

ニナ・・・純真&潔白。母親想い。ゆえにブラックスワンをうまく演じることができず苦しむ。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……トマス「白鳥&黒鳥、両方を演じる人が必要」

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……主役の座を射止めて黒鳥を見事に演じてみせる。
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
トマスの前で演技失敗
背中に傷?
トマスにキスされる⇒噛む

PP#1(=キイ・インシデント)……主役に抜擢される
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

パーティーにてトマスにより紹介されるニナ
指に傷
ベス「アバズレ女」
トマス「自分で触れ」「愉しみを覚えろ」
猛烈に心配する母
オナる⇒母を見て萎える
ベス事故って入院
うまく踊れない⇒トマス「不感症の踊り」
トマスからキス&乳もみ
指、背中の傷がひどくなる
リリーに薬を飲まされる
リリーと家に帰ると母と喧嘩

MP……ベッドでリリーと絡み合う
※引き返すことができない事件が起こる

翌日、遅刻していくと、リリーが代役を務めていた
トマスと寝るリリーの姿を想像
顔を指しまくるベス
錯乱状態

DP(どん底ポイント)……足が折れて倒れる
※PP#2のちょい前



3幕(結末)
※いかに転がしているか

本番、白鳥の演技にて失敗

PP#2……楽屋にてリリーを刺し殺す
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

クライマックス(目的達成・解決へ)……黒鳥を見事に演じ切る
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

トマスに自らキス
リリーが生きていた
腹に鏡の破片が
演技終了。拍手喝采。
演技終了後、腹から出血が止まらない



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
面白い。内的葛藤をスリル感を交えてうまく表現している。
サスペンスホラーの傑作中の傑作。
映画に新たな可能性を示した歴史的作品。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……AA

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向田スガ子フィールド
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