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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……二人の奇術師が互いに邪魔しながら競い合う

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

アンジャー・・・奇術のためならどんな手でも使う狡猾な男。腕では劣るも魅せることに関しては上。
ボーデン・・・同上。奇術師としての腕はアンジャーより上。地味。


・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意


目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。


インサイティング・インシデント(=事件)……アンジャー水槽にはまってボーデンの目の前で死亡。ボーデン逮捕。

コールドロウ卿の使者がボーデンに「瞬間移動のタネを教えろ」

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
アンジャー、ボーデンの日記を元にコロラドへ

PP#1(=キイ・インシデント)……ジュリア、ボーデンの紐の結びが原因で水死。アンジャー激怒。
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

アンジャー、銃にボタンを入れて撃つ。ボーデン手を負傷。
ボーデン、アンジャーの鳥かごのショーで鳥を殺す。
アンジャー、テスラーにお目通りがかなう。がテスラーにマシーン製作を拒否される。
ボーテン、スーパーボールを使った瞬間移動を披露
アンジャー、替え玉(ルート)を使った瞬間移動を披露
アンジャー、オリヴィアを助手としてボーデンの元に送り込む
ルートが高額な出演料を要求してくる
アンンジャーの舞台に、ボーテンが登場して種明かし&ボーテンが出演する劇場の宣伝
オリヴィアが日記を盗んでくる。日記には「テスラ?」
ファロンを人質にとるアンジャー
ボーテン「秘密は僕の人生」。サラとの仲が険悪になる。こっそりとオリヴィアと交際。
アンジャー、アメリカのテスラーのもとへ

DP(どん底ポイント)……・・・・・・実はボーテンの策略だった。複製マシーンの成功せず。
※PP#2のちょい前

PP#2……と思いきや実は成功していた。
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

サラ自殺

3幕(結末)
※いかに転がしているか

アンジャー久しぶりの舞台で瞬間移動(複製)成功

クライマックス(目的達成・解決へ)……水槽にはまるアンジャーを助けようとするボーデン⇒アンジャー死亡。ボーデン死刑確定?
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

TP(転換ポイント)……
コールドロウ卿=アンジャー。アンジャーは複製マシーンを使った奇術で、死と複製を繰り返していた。
ファロンはボーデンの複製だった。ボーデン、アンジャーを銃殺。

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
時系列シャッフルが見事。
時系列シャッフルを利用とした伏線の張り方は勉強になる。
セリフのやりとりも見事の心理学に精通していて見ごたえがある。
ノーランの才気がほとばしっている作品。

・悪点……
複製マシーンは現実味に欠ける。

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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