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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……バレリーナが官能的で邪悪なブラックスワンを演じる

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

ニナ・・・純真&潔白。母親想い。ゆえにブラックスワンをうまく演じることができず苦しむ。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……トマス「白鳥&黒鳥、両方を演じる人が必要」

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……主役の座を射止めて黒鳥を見事に演じてみせる。
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
トマスの前で演技失敗
背中に傷?
トマスにキスされる⇒噛む

PP#1(=キイ・インシデント)……主役に抜擢される
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

パーティーにてトマスにより紹介されるニナ
指に傷
ベス「アバズレ女」
トマス「自分で触れ」「愉しみを覚えろ」
猛烈に心配する母
オナる⇒母を見て萎える
ベス事故って入院
うまく踊れない⇒トマス「不感症の踊り」
トマスからキス&乳もみ
指、背中の傷がひどくなる
リリーに薬を飲まされる
リリーと家に帰ると母と喧嘩

MP……ベッドでリリーと絡み合う
※引き返すことができない事件が起こる

翌日、遅刻していくと、リリーが代役を務めていた
トマスと寝るリリーの姿を想像
顔を指しまくるベス
錯乱状態

DP(どん底ポイント)……足が折れて倒れる
※PP#2のちょい前



3幕(結末)
※いかに転がしているか

本番、白鳥の演技にて失敗

PP#2……楽屋にてリリーを刺し殺す
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

クライマックス(目的達成・解決へ)……黒鳥を見事に演じ切る
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

トマスに自らキス
リリーが生きていた
腹に鏡の破片が
演技終了。拍手喝采。
演技終了後、腹から出血が止まらない



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
面白い。内的葛藤をスリル感を交えてうまく表現している。
サスペンスホラーの傑作中の傑作。
映画に新たな可能性を示した歴史的作品。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……AA

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向田スガ子フィールド
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