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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・良点……
3幕構成。
バラのつぼみの正体を追いかける話。
利害関係でした人と接することができないケーンが愛=バラのつぼみを求める。
キャラ設定が「ソーシャルネットワーク」「バトルオブシリコンバレー」「白鳥麗子でございます」「花より男子」等と通じる。
トンプソンがケーンに関する取材を進めつつ、ケーンの生きた時代のドラマを進めるという、当時では画期的な構成。
プロローグ(トンプソンが「バラのつぼみを追いかける」)、本編、エピローグ(「バラのつぼみ」とは「欠けているコマ」「手に入らなかったもの」)の構成。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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・良点……
砂漠の風景が美しい。
連戦連勝により運命などないことを証明していくが、結果的に自責の念に駆られて自分を見失っていく終末観漂うお話。


・悪点……
長い。3時間を超えてくると、観てる側の集中力が切れてくる。やはり映画は2時間くらいがベスト。


・その他……

・ランク(A~Z)……D

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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

ジョー……売れないB級映画脚本家。仕事と金がほしい。
ノーマ……元スター。気持ちはまだ25歳のまま。スター扱いしない映画関係者を非難。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

インサイティング・インシデント(=事件)……ジョーがプールがプールで溺死。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……借金取りから車代を催促される、仕事と金をもらえず

PP#1(=キイ・インシデント)……ノーマに雇われる。屋敷に住み込むことに
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

脚本の手直し
ノーマによる監視

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……ノーマから逃げる
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

一緒に映画鑑賞
借金取りが屋敷に→車を持って行く
ファンレターがマックスが書いていた
タンゴを踊る
ノーマにビンタを食らう
屋敷を出る

MP……ノーマ、手首を切る
※引き返すことができない事件が起こる

ベティから執筆依頼→断る「脚本家は諦めた」
ノーマのダンス、チャプリンの物真似
ノーマの家にパラマウントからTEL
ノーマとパラマウントスタジオへ→ノーマ、監督に交渉
実はTELは、ノーマの車を借りたいというオファーだった
美顔術に励むノーマ
マックスがノーマの最初の旦那だった

DP(どん底ポイント)……ベティ&ジョーのプロットをノーマに見られてしまう
※PP#2のちょい前

PP#2……ベティとKISS。ベティ「(夫とは)恋してないの」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

ベティを屋敷に招き、自分の境遇を暴露

クライマックス(目的達成・解決へ)……屋敷から去るジョー。ノーマ、ジョーを射殺
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

警察、マスコミに囲まれながら女王になりきっているノーマ


・参考文献/サイト

・良点……
超綺麗な3幕構成。
時の流れには逆らえませんよ、楽して生きていこうとするとろくな目に遭いませんよ等、様々な教訓を与えてくれる。
病的なノーマの勘違いっぷりがよく演じられている。
終末観が良い。決して嫌な気分にはならない。

・悪点……

・その他……
脚本の勉強をしているせいか、ジョーに簡単に感情移入することができた。

・ランク(A~Z)……A

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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

ブルース・・・バットマンとしての限界を感じている。正義を通すも、世間でははみ出しもの扱い。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

インサイティング・インシデント(=事件)……ジョーカー銀行強盗

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……バットマン、ラウを捕まえる

PP#1(=キイ・インシデント)……ジョーカー、テレビにて「マスクを脱げ」「さもなければ人を毎日殺す」(0:40頃)
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

ベントのパ^ティー会場にジョーカー
⇒レイチェルが窓から突き落とされる
市長、撃たれかける
ベント、自分がバットマンの正体と偽って逮捕される
ベントの乗る護送車がジョーカーに狙われる
ベント、行方不明
ジョーカー、仲間の腹に仕込んだ爆破起動装置を起動させる

MP……ベント、レイチェルがいる倉庫が爆発⇒レイチェル死亡。ベント、重症
※引き返すことができない事件が起こる

ジョーカー、ラウを連れて逃亡
リース狙われる
ジョーカー病院爆破

DP(どん底ポイント)……ジョーカーテレビにて「街を支配する」「嫌なら出て行け「橋とトンネルにご注意を」(1:50頃)
※PP#2のちょい前

PP#2……?
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

ベント、捜査班のワーツを殺す
一般客が乗る船と囚人の乗る船に互いの船の起爆装置を用意
ベント、ラミレスにTELさせてゴードンの家族を誘き寄せる
バッドマン、ジョーカーのいるビルに潜入

クライマックス(目的達成・解決へ)……ジョーカーを吊るす
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

TP(転換ポイント)……ベント、ゴードンの家族を人質にる⇒バットマンに突き落とされる

警官たちに追われるバットマン

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成?
レイチェルとの恋、引退すべきかどうか、世間でははみ出しもの扱い・・・・・・ただのアクション映画ではなく内的葛藤がよく描かれている。
ジョーカーの悪の論理が妙に筋が通っていて、バットマンの存在意義をぐらつかせているところ。
The正義のベントが、レイチェルを失って以降、悪に落ちてしまう点。
実は危うい正義VS正しい悪のせめぎ合い。
ジョーカーの狂気。最後、あえて「暗闇の騎士」となって警官に追われるシーン。


・悪点……
特に。

・その他……

・ランク(A~Z)……AA

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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

シュピルマン・・・ピアニスト。好青年。不屈の精神力の持ち主。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……生き延びる。
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

インサイティング・インシデント(=事件)……ワルシャワの町がドイツ軍により爆撃される

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……ゲットーへの移住。SSによるユダヤ人迫害

PP#1(=キイ・インシデント)……強制収容所行きの列車前で家族と離れ離れに
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

ゲットーの外に
マヨレクと再開、ともに戦うことに
支給されたポテト・パン以外に、米・麦を所有していたことがSSにばれる
マヨレクに頼んで、マレク・ヤニナのもとへ
アパートへ
ゲットーの塀を挟んで、ドイツ軍VSユダヤ人⇒ユダヤ人敗れる
ヤニナ捕まる。マレク、ゲシュタポに武器が見つかる
隣人に住んでいることがバレる⇒逃亡
マレクの紹介でジェキヴィッチ宅へ
⇒かつての恋人・ドロクと再開。妊娠・結婚していた
エアピアノ
世話役のシャクスがシュピルマンの名を利用して金を集めていた
シュピルマン倒れる
近所で銃撃戦
戦車の砲弾が部屋に!

DP(どん底ポイント)……病院が火炎放射器で攻撃される
※PP#2のちょい前



3幕(結末)
※いかに転がしているか

PP#2……廃墟にてピアノの音を聴く
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

クライマックス(目的達成・解決へ)……ホーゼンフェルトの依頼でピアノを演奏する
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

ホーゼンフェルト、シュピルマンを見逃す、食料を与える
ドイツ軍のコートを着ていたため危うくソ連軍に撃たれそうになる
終戦後、ホーゼンフェルトが助けを求める
ラジオにてピアノを弾く

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成
ドイツ軍の非情さ・残酷さがよく描かれており、作品にリアリティーを付与している。
次第にやつれていくエイドリアン・ブロディの役作り・名演。
3幕のホーゼンフェルトの助けが泣かせる。パンとジャムが超うまそう。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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