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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

ジョー……売れないB級映画脚本家。仕事と金がほしい。
ノーマ……元スター。気持ちはまだ25歳のまま。スター扱いしない映画関係者を非難。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

インサイティング・インシデント(=事件)……ジョーがプールがプールで溺死。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……借金取りから車代を催促される、仕事と金をもらえず

PP#1(=キイ・インシデント)……ノーマに雇われる。屋敷に住み込むことに
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

脚本の手直し
ノーマによる監視

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……ノーマから逃げる
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

一緒に映画鑑賞
借金取りが屋敷に→車を持って行く
ファンレターがマックスが書いていた
タンゴを踊る
ノーマにビンタを食らう
屋敷を出る

MP……ノーマ、手首を切る
※引き返すことができない事件が起こる

ベティから執筆依頼→断る「脚本家は諦めた」
ノーマのダンス、チャプリンの物真似
ノーマの家にパラマウントからTEL
ノーマとパラマウントスタジオへ→ノーマ、監督に交渉
実はTELは、ノーマの車を借りたいというオファーだった
美顔術に励むノーマ
マックスがノーマの最初の旦那だった

DP(どん底ポイント)……ベティ&ジョーのプロットをノーマに見られてしまう
※PP#2のちょい前

PP#2……ベティとKISS。ベティ「(夫とは)恋してないの」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

ベティを屋敷に招き、自分の境遇を暴露

クライマックス(目的達成・解決へ)……屋敷から去るジョー。ノーマ、ジョーを射殺
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

警察、マスコミに囲まれながら女王になりきっているノーマ


・参考文献/サイト

・良点……
超綺麗な3幕構成。
時の流れには逆らえませんよ、楽して生きていこうとするとろくな目に遭いませんよ等、様々な教訓を与えてくれる。
病的なノーマの勘違いっぷりがよく演じられている。
終末観が良い。決して嫌な気分にはならない。

・悪点……

・その他……
脚本の勉強をしているせいか、ジョーに簡単に感情移入することができた。

・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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