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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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OP・・・保安官のNA。最近の犯罪は理解できない。無力感が漂う。
シガーが殺人を繰り返す。
I・I・・・

モスが200万ドルを盗む。
GL・・・
保安官―シガーを捕まえる。
モス―シガーから逃げる。
シガー―モスを殺す。
TP#1・・・ギャングたちに見つかる。
前半SC・・・シガーから逃げる。
P1・・・ホテル、路上で銃撃戦を繰り広げるモスとシガー。

MP・・・モス、メキシコへ逃亡。国境付近に200万ドルが入ったブリーフケースを捨てる。
後半SC・・・妻を助ける。
P2(LP)・・・シガーから、妻を殺すとの脅迫電話を受けるモス。

TP#2・・・妻に、エルパソに来るように伝える。
CL・・・
エルパソのモーテルで殺されるモス。
車の追突事故にあうシガー。
保安官を引退することを決意するも、友人に思い上がりは変えられると励まされる。
その後、妻に夢の話しをする「俺の行く先に親父がいる」



・良点……
3幕構成。
殺人シーンは、コーエン兄弟の真骨頂。
余計な間がなく、いきなり殺すところがリアル。
シガーが最後に追突事故にあうシーンは、因果応報というメッセージが伝わってくる。
追突事故の後、子供たちにシャツを恵んでもらった見返りに、律儀に現金を渡している姿は、ただ己の行動規範に従って愚鈍に生きる男の恐ろしさが出ている。
保安官の最後の夢は、辛いことがあっても前に進まなければいけないということの比喩?
シガーから逃げるモスのシーンは、セリフがほとんどなく全体的に秀逸。

・悪点……
セリフがやたら多いシーンがあった。特に、保安官。
3幕が盛り上がりに欠けた。
 
・その他……
 
・ランク(A~Z)……C

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プロフィール
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向田スガ子フィールド
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