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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・ターゲット層・・・

・予算・・・

・テーマ・・・親子愛

・プレミス・・・妻と別れた男が、子育てに奮闘、親権を巡って争う

・ログライン(=簡易ストーリー※1行以内)・・・
テッドはジョアンナと離婚。息子・ビリーの子育てに悪戦苦闘するが、次第に愛情・絆が深まっていく。そん中、ジョアンナが息子を欲しいと申し出てくる。親権を巡る裁判が始まり、結果的にテッドは敗れるのであった。

・ハコ(シーケンス)・・・
1幕(発端)
ジョアンナが離婚を申し出てくる
出て行くジョアンナ
朝食作り(フレンチトースト)がうまくいかない
副社長、ビリーを預けろ
会社の資料の上にジュースをこぼすビリー
ジョアンナからの手紙--「一人で生きていきます」

2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているかに注目
※いかに主人公を困らせているかに注目
飯を食べないビリー(イラ)
仕事で契約失敗(イラ)
テッド、ママが出て行ったのは自分のせい(型にはめようとした)
⇒テッドとビリーの距離か縮まる
同僚のフィリスと寝る
⇒フィリス、裸姿をビリーに見られる(イラ)
ビリー、怪我を負う(イラ)
⇒手術(イラ)
ジュリアンが現れて「息子を欲しい」(イラ)
テッド、弁護士に相談
会社をクビになる(イラ)
⇒裁判で不利に(イラ)
その日中に就職しなければ裁判で勝ち目無し(イラ)
⇒美術商の会社に就職決定
ジュリアン、ビリー再会。喜ぶビリー(イラ)

3幕(結末)
※いかに転がしているかに注目
裁判開始
⇒原告・ジュリアン、質問で言いたい放題
⇒テッド弁護士逆襲
被告・テッド、質問
テッド敗れる、上訴は断念
フレンチトースト作りがうまくなっているテッド
ジュリアン「ビリーの家はここ」「連れて行かない」

・プロットポイント
インサイティング・インシデントとその時間・・・ジョアンナが離婚を申し出てくる(OP)

PP#1(=キイ・インシデント)とその時間・・・ジョアンナからの手紙--「一人で生きていきます」(0:23頃)

・目的・・・ビリーの子育て

・MPとその時間・・・ジュリアンが現れて「息子を欲しい」(0:55頃)

・PP#2とその時間・・・ジュリアン、ビリー再会。喜ぶビリー(1:10頃)

・TPとその時間①・・テッド敗れる(1:35頃)
・TPとその時間②・・ジュリアン、ビリーを連れて行かない(1:42頃)

・天・・・不明

・地・・・アメリカのどこか

・主人公
テッド

キーワード・・・仕事人間

極端なクセ・こだわり・・・

弱点(共通点)・・・感情的になる、短気

公・・・仕事人間
私(住んでいる場所etc)・・・バラバラの家族

敵役(いい人?)・・・ジュリアン

・良点・・・
綺麗なスリーアクトストラクチャー。脚本の教科書。
2幕で規則正しく矢継ぎ早に葛藤の起きる。
3幕でフレンチトースト作りがうまくなっているシーンが泣ける。

・悪点・・・
パンチがない

・その他・・・
脚本の模範的作品

・ランク(A~Z)・・・B

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向田スガ子フィールド
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