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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・タイトル・・・

・ターゲット・・M1、M2、M3、F1、F2、F3

・テーマ・・・すれ違う愛、倫理or愛

・売り・・・すれ違う愛、最後の話が2転、3転するところ

・狙い・・・愛し合うもすれ違ってしまうもどかしさが、恋に悩む現在人の胸を打つ

・プレミス・・・霊に取り付かれた女性の深層を追求する元刑事

・ログライン(3行ストーリー)※設定と内容・・・
元刑事・スコッティが、霊に取り付かれた友人の妻の真相を調査するうちに、互いに惹かれあっていく。

・ハコ(シーケンス)・・・
1幕(発端)
屋根上で犯人を追いかけるスコッティ
⇒自分が高所恐怖症であることが発覚
エルスターが妻・マデリンについて調べるよう依頼「彼女は死んだ人間に憑りつかれている」

2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているかに注目
※いかに主人公を困らせているかに注目
マデリンを尾行
⇒墓参り【カルロッタ・バルデス】
⇒美術館、「カルロッタの肖像」を見るマデリン
本屋の親父にカルロッタの話を聞く
⇒愛人に子供を取り上げられた悲運な女性
エルスターに報告
⇒エルスター「カルロッタはマデリンの曾祖母」「錯乱して自殺した」
マデリン、海にダイブ(イラ)
⇒救出
⇒スコッティ宅にてマデリンと話す
⇒マデリン「ダイブした記憶はなしよ」
⇒互いに恋心を抱き始める
森を散策する二人
⇒苦しみだすマデリン(イラ)
波止場でKISS
マデリンが思い出す情景
⇒全部、マデリンが行ったことがある場所、行けば全てを思い出してマデリンの中の闇が消える
教会に突っ走っていくマデリン、追いかけるスコッティ(イラ)
⇒塔の上へ(イラ)
⇒飛び降りるマデリン(イラ)

3幕(結末)
※いかに転がしているかに注目
自分が降下していく夢を見るスコッティ
⇒マデリンを殺してしまった自責の念に駆られてうつ病になる
マデリンのそっくりさんを発見、ホテルに押しかける
⇒ジュディ・バートン、ホテル在住3年、カンザス州出身
実は、エルスターが妻殺しを隠すためにスコッティは利用されていた!
ジョディはマデリンを演じていた共犯者!
スコッティ、過去から開放されるためとジュディにマデリンが着ていたスーツを着させる
⇒ジュディ、ショック
スコッティ、ジュディにマデリンと同じ髪色、髪型にすることを強要
⇒スコッティ、感動! KISSしまくり
スコッティ、ジュディの胸元のペンダントが「カルロッタの肖像」に描かれているものと同じであることに気づく
⇒全てを悟ったスコッティ
⇒ジュディを教会に
⇒塔へ登る
⇒高所恐怖症を克服
⇒神父が現れ、落ちていくジュディ

・プロットポイント
インサイティング・インシデントとその時間・・・屋根上で犯人を追いかけるスコッティ(OP)


PP#1(=キイ・インシデント)とその時間・・・エルスターから調査依頼(0:15頃)

・目的・・・マデリンを調査

・MPとその時間・・・マデリン、海にダイブ(0:45頃)

・PP#2とその時間・・・塔から飛び降りるマデリン(1:15)

・TPとその時間①・・・エルスターの妻殺し(1:40頃)
・TPとその時間②・・・ジュディのペンダントが絵画のものと同じ(1:59頃)
・TPとその時間③・・・ジュディ、塔から落ちる(2:04頃)

・天・・・不明

・地・・・いろいろ

登場人物(職業、性格etc)
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い)
スコッティ
高所恐怖症で、高いところに行くとめまいがする
愛に飢えている
調査の対象、且つ友人の妻であるマデリンを好きになってしまう
愛or倫理・道徳の狭間で揺れる

・参考文献/サイト

・良点・・・
3幕構成。
セリフを排除した尾行の様子。
3幕のTPラッシュ。
大どんでん返しの最高傑作!

・悪点・・・
2幕が若干退屈、葛藤が少ないような

・その他・・・

・ランク(A~Z)・・・A

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向田スガ子フィールド
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