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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・テーマ・・・恋愛、感傷、郷愁

・ログライン(簡易※1行以内)・・・・・・
映画に見せられたサルヴァトーレが父親代わりのアルフレードに導かれながら、成長していく。

・ログライン(詳細)・・・
※3幕構成というより3部構成(1時間ドラマ×3本のイメージ)
1部
映画嫌いの母親やアルフレードから止められながらも
足繁くシネマパラダイスに通う。
アルフレードの付き人となり映写技師としての修行が始まる。
シネマパラダイスが火事。

2部 
ニューシネマパラダイス開館。専属映写技師となる。
サルヴァトーレ、青年に。
エレーナとの恋。
徴兵。
エレーナとの別れ。
サルヴァトーレ、アルフレードの薦めによりローマへ。

3部
アルフレードの葬式に参加。
エレーナの娘の跡をつけエレーナの居場所を突き止める。
ボッチャとエレーナが結婚していたことが発覚。
母のサルヴァトーレへの想い。
エレーナと再開。
実はアルフレードがサルヴァトーレとエレーナを分かれさせていたことが発覚。
キスシーンばかりのフィルムの映像を見る。
ニューシネマパラダイス爆発。

・目的・・・
成長。

・インサイト・インシデントとその時間・・・アルフレードが死んだとの連絡が入る(0:05頃)

・PP#1(キー・インシデント)とその時間・・・シネマパラダイスが火事。アルフレードが重症(0:58頃)

・MPとその時間・・・エレーナと結ばれる(1:30頃)

・PP#2とその時間・・・サルヴァトーレ、アルフレードの助言に従いローマへ(2:00頃)

・天・・・第二次大戦中

・地・・・シチリア島

・人※2面性(共通と憧れ)・・・
サルヴァトーレ・・・紆余曲折ありながら、アルフレードに導かれ成長。
アルフレード・・・サルヴァトーレに人一倍の愛情。が、その成長を想い、時には突き放す。

・良点・・・
一人の男の成長していく様子を非常に丁寧・ゆっくり描いている。
セックスシーンや個性豊かなシネマパラダイスの観客、ドイツに引っ越していく同級生etc
話の本筋と関係のないシーンが多いが、これが後半(3部)の郷愁を引き立て
クライマックスのニューシネマパラダイス爆発、エレーナとの再開、母との話、キスシーンの映像鑑賞
シーンへと繋がっていく。
本筋と関係のないシーンを極力カットして、スピード感を求める現在のドラマ・映画では、
あまりお目にすることができない作品。


・悪点・・・


・その他・・・
年をとればとるほど良さが分かる作品。
結局、人は大人になっても自分の礎を築いてくれた故郷・人を想うということを
分からせてくれる作品。

・ランク(A~Z)・・・A

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向田スガ子フィールド
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