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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・テーマ・・・?

・ログライン(簡易※1行以内)・・・・・・
5人の前科のある男達が、謎のギャング”カイザー・ソゼ”からの依頼を受けて
港に停泊している船を襲ってヤクと金を強奪しようとするも結局、謎の男
に殺される。

・ログライン(詳細)・・・
1幕
無実の罪でしょっ引かれる5人(回想)。
釈放(回想)。
港での事件の生き残りヴァーバルに根掘り葉掘り聞くクイヤン捜査官。
半死半生の生き残りの親父”カイザー・ソゼ”を連呼。
キートン新たな人生の再スタートを切るためにヤマに参加することを決意(回想)。

2幕 
密輸業者を乗せたタクシーを襲う。汚職警察官捕まる(回想)。
レッドフットの依頼で宝石商を襲撃。宝石はヘロインが出てくる(回想)。
コバヤシ登場。”カイザー・ソゼ”からの依頼で船に積んであるヤクを強奪するよう指示(回想)。
逃げたフェンスターが殺される(回想)。
コバヤシ殺しを画策⇒失敗(回想)。
コバヤシ、船襲撃を拒否するならば身内を殺すと脅す(回想)。
結局、船を襲撃(回想)。
ヴァーバル以外、全員死亡(回想)。

3幕
クイヤン捜査官「キートン=カイザー・ソゼ」
実はヴァーバル=カイザー・ソゼ?

・目的・・・
”カイザー・ソゼ”の存在に疑問を持ちながらも船を襲撃してヤクを強奪。

・インサイト・インシデントとその時間・・・キートンが謎の男に殺され燃やされる(0:03頃)

・PP#1(キー・インシデント)とその時間・・・ヴァーバルの説得に応じ、強盗に参加することを決意するキートン(0:30頃)

・MPとその時間・・・伝説のギャング”カイザー・ソゼ”からの依頼(0:50頃)

・PP#2とその時間・・・キートン、謎の男に殺される(1:30頃)

・天・・・現在

・地・・・カリフォルニア州

・人※2面性(共通と憧れ)・・・
キートン・・・弁護士の彼女のために悪徳作業から足を洗いたい。が、新たな人生を送るためには身銭が必要。
ヴァーバル・・・臆病、ダメ、キートンを慕っている。が、実は全て悪事を遂行させるための演技。

・良点・・・
カイザー・ソゼの正体が実はキートン。と思いきやヴァーバルというどんでん返しのオンパレードが見応えあり。てっきりキートンが黒幕と視聴者に完全に思わせてしまっているところに、脚本家の力量を感じる。
ヴァーバル×クイヤン捜査官、ベアの捜査(現在)と船舶襲撃に至る過程を(回想)を交互に交えて薦めていくやり方が見所。
ヴァーバル×クイヤン捜査官のシーンで、ヴァーバルがキートンを庇いながらも暗に”キートン=カイザー・ソゼ”という嘘をクイヤン捜査官に刷り込んでいる台詞回し・演出が秀逸。


・悪点・・・
展開が速い。106分の間に色々と詰め込みすぎ。
たまに置いてけぼりを食らうことがあった。

・その他・・・
総じて良い。
いい意味での裏切り、どんでん返しを勉強するためには、サスペンス&ミステリー映画は良い教材になる。

・ランク(A~Z)・・・B

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プロフィール
HN:
向田スガ子フィールド
性別:
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