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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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GL・・・フランと付き合う
I・I・・・フランと部長が付き合っていることを知るバクスター
MP・・・フラン、睡眠薬を飲んで昏睡状態。
LP・・・部長、離婚。
TP#2・・・・部長への鍵の貸し出しを断る。会社も辞める。
CL・・・フランがバクスターのアパートへ。

・良点……
構成が、現在主流のハリウッド式とは懸け離れているが、総じてう良かった。
主人公のバクスターが非常に魅力的。
ダメ男で、押しに弱いが、フランのために最後は会社まで辞めてしまう決断に思わず共感してしまう。
フランも可愛い。

・悪点……
I・Iが00:52経過したあたり・・・まあ、そんなに気にならないけど。
 
・その他……
 
・ランク(A~Z)……A

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・プレミス(一言で言える面白いストーリー)……青年政治家が、調整局の定める”運命”に逆らって彼女と結ばれる話。

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

デヴィッド・・・運命に抗うことを厭わない意志の強い人間。衝動的に部分もある。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……運命に抗ってエリースと結ばれる。
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

下半身露出がばれる。

インサイティング・インシデント(=事件)……トイレにてエリースに偶然出会う。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
上院選敗北。
エリースにバスの中で再会。
調整局干渉班につかまる。

PP#1(=キイ・インシデント)……リチャード「エリースと別れろ。さもなければ記憶をリセットする」
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

3年後、エリースに再会。
リチャードにばれる。
再出馬。
調整局の妨害を突破してエリースのダンス練習を見る。

MP……上層部のトンプソンが介入。
※引き返すことができない事件が起こる

エリースの元に元彼からTEL。
トンンプソン「別れれば、エリースは世界的なダンサー&振付師になれる」
エリースを病院に置き去りにする。

DP(どん底ポイント)……エリースが結婚。
※PP#2のちょい前

PP#2……ハリーに協力を依頼。
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

エリースの元へ、回路を進む。
エリースを連れて逃亡。

クライマックス(目的達成・解決へ)……干渉班に囲まれる。が、議長が「運命の書」を書き換えて、エリースと結ばれることに。
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
分かりやすい構成。
最初に目的が設定されてからクライマックスまでブレがない。

・悪点……
ひねりがない。
単純すぎ。

・その他……

・ランク(A~Z)……D

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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

アメリ・・・空想癖が強い。リアルな人間関係が苦手。特に好きな男性に対しては萎縮してしまう。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

インサイティング・インシデント(=事件)……部屋で少年の宝箱を発見

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……少年に渡せたら空想の世界から抜け出す
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……宝箱の持ち主探し

PP#1(=キイ・インシデント)……宝箱がブウトドーの手に
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

駅の証明写真撮影機の前で、ニノがアルバムの入った鞄を落としていく
アルバム⇒同じ男の写真
鞄の持ち主の勤める店にTEL⇒怪しい店?
ガラス男「チャンスがあったら思い切って飛び込め」
アメリ、店へ⇒留守
遊園地のお化け屋敷にて始めてニノと会う
矢印、電話、アルバムを使ってニノを誘導する
写真の男に遭遇するアメリ
写真の切れ端(パズルになっている)を使って誘導
本人を目の前にして知らないフリをしてしまうアメリ
ガラス男「卑怯」
写真の男を(ただの修理屋)を利用してニノを誘うもまたしても会えず

DP(どん底ポイント)……ニノ、ジーナを間違えて誘う
※PP#2のちょい前



3幕(結末)
※いかに転がしているか

PP#2……ガラス男のビデオ映像「さあ彼を捕まえるのだ」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

クライマックス(目的達成・解決へ)……部屋を訪ねてきたニノとチョメチョメ山城新吾です
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
2幕の終盤のアタック失敗が連続するところが最大の見所。いい感じで見るものをじらしている。
テンポがよく、クール、ポップ、オシャレな作品。若者には受けると思う。
アメリを演じたオドレイ・トトゥ、可愛すぎです。実際に私が好きだった女性にそっくり。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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・テーマ・・・愛

・プレミス・・・暴力を振るう猟奇的な彼女と、ダメな男のドタバタラブロマンス

・ログライン(=簡易ストーリー※1行以内)・・・
暴力を振るう猟奇的な彼女とダメ男がひょんなことから交際。
一旦別れるが、3年後偶然の再会を果たす。

・ハコ(シーケンス)・・・
前半
タイムカプセルを埋めた場所で彼女を待つキョヌ
電車の中で席を譲らない若者をひっぱたく彼女
⇒年寄りの頭にゲロをはく彼女
⇒女の介抱するためホテルに
⇒警官に捕まる
⇒留置所へ
TELにて呼び出し
⇒酒を飲みまくって泣き始める「好きな人と別れた」
⇒キョヌ「いやしてあげたい」
学校に彼女が訪ねてくる(イラ)
⇒キョヌが妊娠した子の父親?(イラ)
シナリオを見せる彼女
⇒キョヌが土の中に埋められる(イラ)
川に突き落とされるキョヌ(イラ)
⇒彼女が助ける
キョヌ、女をナンパ
⇒彼女だった(イラ)
⇒彼女、激怒(イラ)
キョヌ、再び留置所へ(イラ)
⇒ナンパの件で、迎えに来た彼女にシバかれる
誕生日メール
⇒夜の遊園地へ
⇒脱走兵の人質になる(イラ)
⇒キョヌ「僕だけ帰して」「彼女とは関係がない」(マヨ)
⇒キョヌがけが人質に(イラ)
⇒彼女が説得「愛をしるべき」(マヨ)
⇒開放される

後半
電車の中で彼女にビンタのされまくる(イラ)
キョヌ、彼女の家に
⇒両親に認められず(イラ)
会ってから100日目の記念に、ステージ上でバラをプレゼント
彼女の父から「もう娘に会うな」(マヨ)
⇒晴れて自由の身?(マヨ)
彼女がお見合い(マヨ)
⇒キョヌも招かれ、お見合い相手に彼女と付き合う上での心得を伝授
⇒キョヌを追いかけて彼女
⇒彼女が駅の構内放送でキョヌを呼び出す
⇒抱き合う
田舎の小高い山の木の下にタイムカプセルを埋める
(この時、彼女は分かれた男のことを忘れることがまだできていない。キョヌは、彼女のことが好きに)
⇒2年後の再開を約束して分かれる

延長戦
キョヌは2年後現れるも彼女の姿無し
彼女は3年後に現れる
駅で彼女とキョヌがニアミス
彼女の家にて、母から息子の従兄弟ということでキョヌを紹介される

・プロットポイント
インサイト・インシデントとその時間
電車の中で席を譲らない若者をひっぱたく彼女
⇒年寄りの頭にゲロをはく彼女
⇒女の介抱するためホテルに
⇒警官に捕まる
⇒留置所へ
(以上、OP)

PP#1(=キー・インシデント)とその時間・・・キョヌ「いやしてあげたい」(0:20頃)

・目的・・・キョヌ-彼女を癒す、彼女-元彼を忘れる

・MPとその時間・・・なし

・PP#2とその時間・・・2年後の再開を約束して分かれる(1:45頃)

・TPとその時間・・・
キョヌは2年後現れるも彼女の姿無し
彼女は3年後に現れる
駅で彼女とキョヌがニアミス
彼女の家にて、母から息子の従兄弟ということでキョヌを紹介される
’(全体的に延長戦)

・天・・・現在

・地・・・韓国のいろんな場所

・主人公
彼女

キーワード・・・猟奇的

極端なクセ・こだわり・・・キーワード参照

弱点(共通点)・・・本当はナイーブな性格

公・・・キーワード参照
私(住んでいる場所etc)・・・弱点参照、大豪邸

敵役(いい人?)・・・

キョヌ

キーワード・・・ダメ

極端なクセ・こだわり・・・キーワード参照

弱点(共通点)・・・キーワード参照

公・・・キーワード参照
私(住んでいる場所etc)・・・優しい、彼女を思う気持ちが強い

敵役(いい人?)・・・

・良点・・・
キョヌの間抜けっぷり。
彼女がキョヌを容赦なくボコボコひっぱたくのをコミカルに描いているところ。
延長戦のTPのラッシュが凄い。恋愛映画に強い韓国映画の真髄を見た。

・悪点・・・
2幕の枷が弱いかな。もっと強い目的設定があったらもっと面白くなったはず。

・その他・・・
恋愛小説家でも思ったが、恋愛映画はキャラクター設定が特に重要な気がする。
自分自身の性格が枷となるようなキャラクターを設定することができれば、それだけで
面白い映画になると思う。

・ランク(A~Z)・・・B

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・テーマ・・・不器用な恋愛

・プレミス・・・毒舌・潔癖の恋愛小説家が、ウェイトレスに恋

・ログライン(=簡易ストーリー※1行以内)・・・
毒舌・潔癖症の恋愛小説家・メルヴィンが、ウェイトレス・キャロルと結ばれる話

・ハコ(シーケンス)・・・
1幕(発端)
サイモンの犬をダストシュートに
⇒サイモン激怒、メルヴィンの元に
⇒逆切れ「仕事の邪魔をするな」
レストランでキャロルに初遭遇
⇒キャロルの息子の悪口を言って顰蹙を買う

2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているかに注目
※いかに主人公を困らせているかに注目
サイモン、部屋に強盗が入り、大怪我を負う
犬を預かることに
⇒かわいくなってくる
⇒サイモン、退院。犬を返す(イラ)
キャロルが職場を変える
⇒自宅へ。追い返される(イラ)
メルヴィン、キャロルの元に医者を送る
⇒血液検査を受けたら直せる。キャロル感激
キャロルが訪問
⇒キャロル「あなたとは絶対寝ない」メルヴィン「明日店に来い」(イラ)
翌日、礼状を読むキャロル
サイモンの実家に行くために付き添いでボルシチに旅行することに。キャロルも一緒
⇒道中、サイモンが過去を告白
ホテルでディナー
⇒メルヴィン「いい人間になりたくなった」「薬を飲むようになった」
⇒キャロル感激
⇒キャロル「なぜ旅に誘ったのか?」
⇒メルヴィン「サイモンと寝てくれると思って(冗談)」(マヨ)
⇒冗談通じず。キャロル激怒
サイモン、キャロルの裸をスケッチ(イラ)
⇒アーティストとして息を吹き返す
メルヴィン、キャロル×サイモンがSEXしたんじゃないかと誤解(イラ)

3幕(結末)
※いかに転がしているかに注目
メルヴィン「自分を見失った」
⇒サイモン「本心をぶちまけろ」
告白
⇒大成功

・プロットポイント
インサイト・インシデントとその時間・・・サイモンの犬をダストシュートに(OP)

PP#1(=キー・インシデント)とその時間・・・レストランでキャロルに初遭遇(0:15頃)

・目的・・・キャロルとチョメチョメ

・MPとその時間・・・サイモンの実家に行くために付き添いでボルシチに旅行することに。キャロルも一緒(1:20頃)

・PP#2とその時間・・・キャロル激怒(1:45頃)

・TPとその時間・・・告白、大成功

・天・・・現在

・地・・・不明

・主人公
メルヴィン

キーワード・・・毒舌、潔癖症

極端なクセ・こだわり・・・キーワード参照

弱点(共通点)・・・ゆえに本心を伝えることが苦手

公・・・キーワード参照
私(住んでいる場所etc)・・・キャロルに本心を伝えない

敵役(いい人?)・・・自分自身

・良点・・・
わかり易いスリーアクトストラクチャー。
毒舌ゆえに本心を告白できないというキャラクター設定が既に枷になっている。

・悪点・・・
3幕の転がしがほとんどなかった
どんでん返しがほしかった

・その他・・・
ラブロマンス映画の教材としては最高

・ランク(A~Z)・・・B

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向田スガ子フィールド
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