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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

デューイ・フィン・・・ロック命。自己中心的性格、生き方もロック。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……バンドで成功したい
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

ネッドから家賃を催促される

インサイティング・インシデント(=事件)……バンドをクビになり、ネッドになりすまして教員となる

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……デューイのめちゃくちゃな授業に生徒唖然

PP#1(=キイ・インシデント)……子供たちにロックを演奏させる⇒バンバトルに参加決定
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

ロックを生徒に披露
楽器を持たせて演奏を教える
「ロック=反抗」⇒生徒たち、デューイの悪口言いまくり
子供たちの怒りを歌い上げるデューイ⇒大盛り上がり
生徒たち、次第に反抗的に
バンドバトルのオ-ディションが終了?
⇒生徒たちと末期患者ということにして出場させてもらうことに
校長「教室から音楽が?」⇒ギター授業を披露
校長を飲みに誘う
⇒校外授業の許可をもらうとする
ギターのザックが曲を作ってくる
校長「保護者会に一緒に」「校外授業は無理」

DP(どん底ポイント)……
※PP#2のちょい前
ネッドになりすましがバレる
校長になりすましを告白
保護者会にて総攻撃、警察登場⇒逃亡
ネッド「出て行ってほしい」

PP#2……生徒たち「S先生はいい人」「ステージに立つ」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

クライマックス(目的達成・解決へ)……バンドバトルにて演奏して大盛り上がり⇒デューイのダイブ炸裂
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

優勝できなかったが、アンコールに応えてもう一曲披露

・参考文献/サイト

・良点……
超綺麗な3幕構成。各ポイントの時間もぴったり。
ジャック・ブラックの名演。
脚本のづくりの模範となる作品。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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