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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

フロド・・・繊細で素直な性格のホビットで、指輪を破壊する宿命を背負ったこの物語の主人公。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……指輪を守る
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

インサイティング・インシデント(=事件)……プロローグ(指輪所有者の変遷)

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……ビルボの誕生会。途中、消えて指輪をフロドに託して旅に出る

PP#1(=キイ・インシデント)……冥王サウロンが復活。ガンダルフ、サムとともに旅に
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

カンダルフVSサルマン
ナズグルに追いかけられる
ブルー村へ、ナズグルも
ナズグルに刺されるフロド
フロドを運ぶアルウェン、ナズグルに追いかけられる
裂け岩のエルロンドの館へ

MP……会議にてモンドールの火口に指輪を放りに行くことを決定
※引き返すことができない事件が起こる

雪山、サルマンによる雪崩攻撃
モリアの坑道を抜けることに
たこ?に襲われる
ゴラムにつけられる
オーク&トロルが攻撃⇒トロルの槍がフロドの胸を刺す
バルログが追いかけてくる

DP(どん底ポイント)……ガンダルフ、バルログとともに谷に落ちていく
※PP#2のちょい前

PP#2……奥方「フロドよ あなたは選ばれた指輪の持ち主なのです。どんな小さな存在でも 未来の行く末を変える力は持っているのです」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

ボロミアに指輪を奪われそうになる

クライマックス(目的達成・解決へ)……オークの群れ。一人で旅立つフロド。ボロミア、死亡。アルゴラン、オークのボスを殺す。
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

・TP(転換ポイント)……船に乗っていくフロドをサムが追いかける

・参考文献/サイト

・良点……
綺麗な3幕構成。
今時のアクション映画に珍しく、ゆっくりとストーリーが展開。
パイレーツオブカリビアンよりは全然良い。
フロドが刺されたとき、ボロミアが射られた時に逆上して反撃に出る仲間の友情に感動。
運命には従う。今、何をすべきかを考える。これがズバリ、テーマでしょう。

・悪点……
もう少し、ドロドロとした心理描写があればさらに面白くなったと思う。

・その他……
次が楽しみ

・ランク(A~Z)……B

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向田スガ子フィールド
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