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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……
密室に閉じ込められた外科医が、同じく閉じ込められた男を殺すゲームを強要される話。

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

ロレーンス・・・外科医。何の破綻もなく生きてきたエリート。家族を溺愛。冷静キャラだが次第に錯乱状態に。
アダム・・・カメラマン。最初から錯乱状態。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
プロローグ
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……鎖で繋がれているローレンとアダム。目の前には銃とレコーダーを持った死体

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……バスルームから逃げる
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
アダムのポケットにはテープ、ローレンはテープと鍵?

PP#1(=キイ・インシデント)……レコーダーを聞くローレン「6時までにアダムを殺せ」「ゲーム開始」「ルールに従え」
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



本編(=ゲーム開始)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

のこぎりで鎖切れず
人を死に追い込むジグソーキラーの仕業、ロウソク・カミソリチェーン(過去)
殺人現場にローレンのペンライト?タップ刑事、ローレンを疑う(過去)
アゴ引き裂き装置を装着させられたアマンダ、男の胃袋から鍵を取り出して助かる(過去)
マジックミラー越しにカメラ!?
アダム、ローレンの妻&嫁が写った写真にXの在り処が書かれた写真を発見
何者かに捕まるアリソンとダイアナ
その様子を向かいのアパートの部屋から覗き見ている男
マネキン工場に潜入するタップ&シン(過去)
犯人に首を切られるタップ、トラップに引っかかり銃殺されるシン(過去)
夜光塗料にてXと記された壁を破壊して箱を取り出すローレン
⇒着信専用携帯、血を付着させると毒性を帯びるタバコ、ライター
駐車場にて化け物に襲われるローレン(過去)
妻&嫁が写った写真を見てショックを受けるローレン
ローレン、一計を案じる
血の付着していないタバコを吸って、死んだフリをするアダム
⇒アダムの全身に鎖経由で電流が流れる、作戦失敗
アリソン「(TELにて)アダムを信じるな」「アダムはあなたのことを知っている」
アダム、ローレンが安ホテルに入っていく写真を持っていた。実は、アダムは、秘書と金持ちの不倫現場を撮影するカメラマンだった
写真撮影を依頼したのはタップ
雑用係のゼップが写真に写っている

DP(どん底ポイント)……時間切れ
※PP#2のちょい前



3幕(結末)
※いかに転がしているか

PP#2……アリソン、ゼップから銃を奪う
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ

クライマックス(目的達成・解決へ)……
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

タップが部屋に入ってきて銃撃戦
ローレン、電流を流されて死亡?
ローレン自分の足をのこぎりで切る
タップ撃たれて死亡
ローレン、アダムを撃つ。アダム死亡
アダム、ゼップを石で叩きまくり

TP(転換ポイント)……ゼップのテープレコーダー⇒ゼップにアリソン&ダイアナを殺害するよう指示⇒実は、ローレンの患者だった。



・参考文献/サイト

・良点……
最初から終了までジェットコースター的に展開していくストーリー。
至る所に伏線引きまくり。
最後の大ドン伝返し。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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