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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)…心理カウンセラ-と刑事が手を組んで大金を騙し取る

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する


・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
プロローグ
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

PP#1(=キイ・インシデント)……ケリー「サムにレイプされた」
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……サム、身の潔白を証明する
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

サム、弁護士を雇う
義父「娘に近づくな」
車で追突されたボコられる
スージー「レイプされた」「小娘相手ではイケないと言われた」
サム逮捕
裁判開始
証人スージー「レイプはなかった」「ケリーも」⇒狂言であることが発覚
サム勝利。損害賠償金をGET。


MP……サム、ケリー、スージーはグルだった
※引き返すことができない事件が起こる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……デュケ、サムを捕まえる
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

デュケ「サムに消されるぞ」スージー「・・・・・・」
ケリーとスージー、プールにてビンタ合戦
⇒SEX
サム、スージーを撲殺
デュケ、殺害現場にて歯や血痕を採取
⇒ケリーが犯人?
ケリーの部屋にて発砲
⇒ケリー死亡。デュケ罷免。

PP#2……
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

TP(転換ポイント)……
サムとデュケはグル
サム、デュケをヨットから落とす
スージーが表れてボーガンにてデュケを殺害
スージーに毒を盛られて死ぬサム、スージーはIQ200
スージーと弁護士はグル



・参考文献/サイト

・良点……
どんでん返しばかりを狙った作品。
どんでん返しの手法を勉強するには良い作品。
前半の主役はサム、後半はデュケ、最後の最後に種明かしという構成。
一つの作品の中に、複数の作品を無理やり詰め込んだイメージ。

・悪点……
期待を裏切ることにのみ執着して、人間ドラマがあまり描かれていない。
全体的に浅い。


・その他……

・ランク(A~Z)……D

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向田スガ子フィールド
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