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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……モーテルで起きた無差別殺人事件の犯人を捜す。

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

エド・・・女優のドライバー。元刑事。正義感が強い。冷静。繊細。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

4年前の無差別殺人事件で死刑判決が確定している被告の日記が発見される

インサイティング・インシデント(=事件)……アリスの死体がモーテルに運ばれてくる

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
アリスを車で引いてしまう⇒モーテルへ
ロード刑事と囚人がモーテルへ

PP#1(=キイ・インシデント)……女優が殺される。コインランドリーに女優の首が。囚人脱走。
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……犯人を捜す
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

ルー死亡
囚人が捕まる
囚人死亡、元支配人が冷凍庫から出てくる
ライリー車で暴走⇒ジョージが引かれて死亡
ライリー「殺していない」⇒実は死んだ支配人のライリーになりすましていた
アリス死亡⇒なぜか部屋番号のついた鍵が

DP(どん底ポイント)……車が爆発。ジニー死亡?死体がない。他の人の死体もなっくなっている?
※PP#2のちょい前

PP#2……被告のマルコム=エドだった。エドはマルコムの数ある人格の一つ。モーテルにいるメンバーは全員マルコムの中の人格だった。マリック医師から、4年前、殺人事件を犯した人格を殺すように命じられる。
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

パリス、ロードの車のトランクから死体を発見

クライマックス(目的達成・解決へ)……エド、ロードを銃殺
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

死刑停止。措置入院決定。

TP(転換ポイント)……ティミーが殺人犯だった。マリック医師の首を絞めるマルコム。

・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
非常によく出来た脚本。
まず、実はモーテルのメンバーが全員マルコムの人格だったこと。
ロードが殺人犯だったこと。
そして最後に実は子供のティミーが真の殺人犯だったこと。驚きの連続。
移送中の囚人がマルコムだったことも驚き。
部屋番号のついたキーも伏線として有効に使われている。
隠れた傑作だと思う。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……AA

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……天才数学者が森羅万象に通じる216桁の数字の法則を解明していく。

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

コーエン・・・天才数学者。「世界に存在する事象のすべてはそれぞれ一つの数式で理解できる」が信条。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……激しい頭痛

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……

PP#1(=キイ・インシデント)……コーエンのスパコンが216桁の数字を吐き出す。
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……216桁の裏に隠された法則の解明。
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

ソル「息抜きしろ」、πの研究中に偶然216桁の数字(バグ)を発見していた
216桁が記されてある紙をなくす
216桁の数字をビジネスに活用したいドーソンから逃げるためにレニーに同行⇒モーゼ5書に隠された216桁の数字を研究している
216桁の数字から導きだされた2銘柄の予想株価が的中
ドーソンがミンングメカチップを持ってくる
駅のホームにて心臓を突き刺したり電車に引かれかかる等の幻覚症状を引き起こす
ミングメカチップをスパコンに設置
またもや激しい頭痛に襲われる⇒自らの頭に注射
ハゲに
謎解きをやめさせようとするソルに「216桁の謎を解明してやる」

DP(どん底ポイント)……ドーソンに撃たれかかる⇒レニーからは脅迫⇒ユダヤ人司教たちに「216桁の数字は神が私に与えた」「教えません」
※PP#2のちょい前

PP#2……?
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

ライマックス(目的達成・解決へ)……数式を書いた紙を燃やし頭をドリルにて抉る
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成?
天才数学者が216桁の数字の謎を追うという設定が面白い。
アロノフスキーの伝家の宝刀・内的葛藤の描写が秀一。
3幕の頭をドリルで抉るシーン=恐らく、216桁の数字の法則を解明できたが、この崇高で美しい法則を俗世間の欲に触れさせたくないから己の頭の中に留めておくことを選択した?
難解なストーリー

・悪点……

・その他……
「ブラックスワン」をまだ見てないからDVDレンタル開始が楽しみ

・ランク(A~Z)……B

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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

ミッチ・ブレナー・・・弁護士。家族想い。
メラニー・ダニエルズ・・・ペットショップ店員。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……鳥の脅威からの逃れる
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

インサイティング・インシデント(=事件)……ミッチが来店「裁判所で」

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……ブレナー宅にこっそりと「愛の鳥」を届ける

PP#1(=キイ・インシデント)……ボートの上でカモメに襲われるメラニー
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

アニー宅の玄関に鳥の死体
パティー会場にて鳥が襲撃
ブレナー宅の暖炉から鳥が襲撃
ダン死亡⇒リディアショック
校庭にカラスの群れ⇒追いかけられる生徒たち&メアリー、アニー
カモメの群れの襲撃によりガソリンスタンド、車etcが炎上
アニー死亡
ブレナー宅を鳥が襲撃⇒遠ざかる
メアリー、物音がする部屋に入ると鳥の群れの襲撃にあう
ミッチー、メアリーと家族を連れて車で家を脱出



・参考文献/サイト

・良点……
襲撃してくる鳥が半端なく怖い。
最後まで鳥に襲われ続ける話。
立ち上がって鳥に立ち向かい、見事に退治するというセオリー通りの終わり方ではない。
この映画の醍醐味は終末観を楽しむこと。カタストロフィーはなし。
こんな映画もありなんだなあと思った。


・悪点……
特に

・その他……

・ランク(A~Z)……B

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・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代

ロジャー・ソーンヒル
・・・・・・ただの広告屋。普通。

イヴ・ケンドール
・・・・・・美女。実はCIAの密偵。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。
自分の命を狙った組織の実態解明。

インサイティング・インシデント(=事件)……
拉致される。

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
カプランと勘違いされ殺されかけるも警察に捕まり助かる。

PP#1(=キイ・インシデント)……
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる
嘘をつくタウンゼント一家。


2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

カプランが宿泊しているホテルを調査。

MP……
※引き返すことができない事件が起こる
国連にてタウンゼントが刺され犯人扱い

豪華列車にて逃亡
トウモロコシ畑で複葉機に追いかけられる
バンダム一味にオークション会場に追いかけられる

DP(どん底ポイント)……
※PP#2のちょい前
ケンドールに撃たれる(空砲)

PP#2……
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ
ケンンドールと再開。
ケンドールがマイクロフィルムを奪うために、バンダムとともに米国を発つ。

3幕(結末)
※いかに転がしているか

・TP(転換ポイント)……
ケンドールの正体がバンダムたちにばれる。

・クライマックス(目的達成・解決へ)……
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇
ラシュモア山での逃亡。


・参考文献/サイト

・良点……
オモロー。

・悪点……

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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・悪点・・・
用意周到な完全犯罪の手口は見事。
ただ動機が・・・
黒幕も結局、ケイスなのかどうか曖昧な終わり方。
そこらへんを考えるのが、この映画の醍醐味なのか?

・ランク(A~Z)・・・E

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