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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……吃音症の英国王が、国威発揚のため、ラジオ放送に挑む

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

ジョージ6世・・・吃音症にコンンプレックスを抱えている。公務はまじめにこなす。自分自身の影に怯えている。父や周りの期待が重荷になっている。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意


目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……吃音症を克服してスピーチを成功させたい
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。


インサイティング・インシデント(=事件)……博覧会閉会のスピーチを失敗

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
ビー玉を突っ込んで喋るも全く効果なし
妻がライオネルに診療依頼
ジョージ、ライオネルと初対面
⇒声を録音⇒癇癪を起こして帰る
どもるジョージに父が激怒

PP#1(=キイ・インシデント)……レコードに録音した自分の綺麗なスピーチを聞く
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

治療の日々
父死亡
デイヴィッドが王に即位
ジョージ「いろいろと矯正させられた」
デイヴィッドが2度離婚暦があるウォレットと結婚?
ジョージ「チンポ!」「ファック!」「オッパイ!」
ライオネルと喧嘩別れ
ドイツとの戦争突入か?
デイヴィッド「結婚するために去る(退位)」

DP(どん底ポイント)……ジョージが王位継承、「俺は王じゃない」
※PP#2のちょい前

職員の前でどもる
ライオネル「もう自分の道を歩いている」

PP#2……ライオネル、玉座に座り「あなたは立派な王になれる」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

英国、ドイツに宣戦布告

クライマックス(目的達成・解決へ)……国威発揚を狙ったラジオ放送成功!!!
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
設定が変わっていていい。
ジョージ6世とライオネルの友情話といえる。

・悪点……
ジョージがダメすぎてイライラする。

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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