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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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・プレミス(一言で言えるストーリー)……企業スパイが夢の中に忍び込んでアイデアを盗み取る

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

コブ・・・夢にとらわれていて、現実に戻ろうともがいている。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……夢の中の金庫からサイトウの書類を盗むコブ

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……

PP#1(=キイ・インシデント)……サイトウからインセプション依頼
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……成功させて家に帰る
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。


2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

仲間集め

MP……フィッシャー死亡。第一階層へ。
※引き返すことができない事件が起こる

ロバートの潜在意識の投影に襲撃される
サイトウ撃たれる
モルとコブ、50年間夢の世界にいたことが発覚
⇒モルは現実を受け入れられずに自殺、弁護士には「身の危険を感じる」と記した文章を送る
第2階層へ
第1階層、第2階層にて命を狙われる

DP(どん底ポイント)……ロバート、モルに撃たれる
※PP#2のちょい前

PP#2……?
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

コブ、モルにインセプションを施していた「現実に戻るには死ぬしかない」
ロバートをキック、虚無の世界に落ちることを回避
第2階層にて、電気ショックを与えてロバートを蘇生させる

クライマックス(目的達成・解決へ)……ロバート、父と会う。父「真似するな」。インセプション成功。
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

OPのシーンに戻る。コブ、年老いたサイトウと再開。現実に戻る。
アメリカへの入国審査パス。子供たちと再会。


・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成?
現実を生きろというメッセージ性の強い作品。
それぞれ別階層でのピンチをカットバックにて見せる構成は天才的。
クリストファー・ノーラン=今一番目の離せないクリエーターの一人。

・悪点……
特に

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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向田スガ子フィールド
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