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脚本家が古今東西の名作映画を分析
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I・I・・・二人のサラコナーズが殺される。
TP#1・・・ターミネーターに襲われるサラ。助けるカイル。
GL・・・
タミネーター-サラを殺す。
サラ-ターミネーターから逃げる。
カイル-サラを助ける。
MP・・・サラのいる警察を襲うターミネーター。

LP・・・?
TP#2・・・カイルとSEX。カイル「愛してる」
CL・・・工場で、骨組みだけとなったターミネーターがプレスされる。
ED・・・ジョンの父はカイルだった。

・良点……
3幕構成。
分かりやすい。
シュワちゃんが、躊躇無く人を殺しまくるところ。変な間を置かないところが、その恐ろしさを際立たせている。
それと、やっぱり最後の骨組みだけとなってサラとカイルに迫ってくるところは、不朽の名シーンでしょう。
84年当時、この低予算で、これだけクオリティーの高い作品を作れるとは、さすがジェームス・キャメロン。

・悪点……
特に。
 
・その他……
 
・ランク(A~Z)……B

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OP・・・猿を捕獲する
I・I・・・シーザーを飼うことに
DS・・・シーザーを守る
TP#1・・・霊長類研究所に入れられるシーザー
MP・・・ソーザー脱獄
LP・・・研究所に新薬をバラ巻く。仲間の猿たちが知能アップ。
PP#2・・・?
飼育員を殺して脱走。町で大暴れする猿たち。
CL・・・ウィルの説得に応じて反乱をやめる猿たち。



・良点……
綺麗な三幕構成。
展開が速い。
猿の動きが迫力あり。

・悪点……
3幕がアクションのみで構成。
ハリウッド映画によく見られる力技。
正直、途中で飽きてきた。
 
・その他……
ハリウッドらしい作品。
このテンポの速さは、今の忙しい現代人には合っているのでは?
じっくりと人間ドラマを見せていきましょうという日本映画やドラマ界では
言われているが、じっくりと人間ドラマを見たいといニーズがどれほどあるのか?
何気に少ないんじゃないか?
少し疑問の思う今日この頃です。
 
・ランク(A~Z)……C

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●テーマ……辛さ、悲しみを受け入れることができるか



●ログライン・プレミス(一言で言える面白いストーリー)……母を亡くした少年が、残虐な宇宙人に囚われた恋人を助けに行く。
・7の要素
  1.皮肉
  2.イメージの広がり
  3.ターゲット層
  4.制作費
  5.主人公を描写する的確な形容詞
  6.悪役を描写する的確な形容詞
  7.人間だったら誰でも共感する原始的な目的(動機)
・ここまでをできればテスト・マーケティングする



●ジャンル……1
・10のジャンル
  1.家の中のモンスター
  2.金の羊毛…主人公が何かを求めて旅に出す。変化していく。
  3.魔法のランプ
  4.難題に直面した平凡な奴
  5.人生の節目
  6.バディと友情
  7.なぜやったのか
  8.バカの勝利
  9.組織の中で
  10.スーパーヒ-ロー



●登場人物
<<主人公>>
・設定された状況の中(ログライン)で、一番葛藤する
・感情が変化するのに一番時間がかかる
・楽しんでもらえる客層の幅が一番広い
・共感できる人物
・学習・キャラ変え(=成長・変化)のある人物
・応援したくなる人物
・最後に勝つ価値のある人物
・原始的でシンプルな動機がある
・行動的な人物(受動的では駄目)
・公/私(裏/表)の二面性or多面性を意識
・キーワードから発想
・極端なクセ・こだわりを掘り下げる
・共通性(弱点)と憧れ性があること
・今の人と逆を向いている
 ※リアクション(こういう状況をつくれば、こう動く)から発想
・新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
<<その他>>
・敵役を魅力的に(困った善人or超度級とんでもないワル)
・キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
・今(現在性)を盛り込む

ジョー
モンスター映画作り、模型作りが好き。
母を亡くした悲嘆にくれている。父とも、うまくいってない。
アリスを助けたい(もう母のように、大切な人を失いたくない)。
でも宇宙人は恐ろしい。



★ログラインに戻ってもう一度チェック、膨らませる



●構成(プロット)
・カード(シーケンスorシーン)を40個用意
  内訳>1幕…10個、2幕前半(MPまで)…10個、2幕後半…10個、3幕…10個
・+/-…シーケンスorシーンの始まり/終わりの感情の変化。必ず逆になるように。
・><・・・葛藤。1つのシーケンスorシーンに最低1つ入れる。

1幕(発端)

▽オープニング・イメージ(00:01)
・ファイナル・イメージと対

工場にて母が死亡。

▽テーマの提示(00:05)

母の葬式。
悲しみのジョー。

▽セットアップ(00:01~00:10)
・説明不足にならないように注意
・主人公に足りないものを見せる
・伏線を張る

4ヵ月後。
映画の撮影にアリスが出演することに。
父に、合宿に行くように薦められる。
アリス名演技。ジョー見入ってしまう。

▽きっかけ(00:12)※00:05~00:10、OPの場合もある。
・インサイティング・インシデント(=事件)

列車と車が衝突。

▽目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)
・明確にする。ストーリーの肝。
・一直線にしたほうがよい
・3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
・I.IやPP#1などで決定。例外も多い。

列車事故の謎を解決する。

▽悩みのとき(00:12~00:25)
・日常から非日常へと向かい悪戦苦闘

逃げ惑うジョーたち。
謎のキューブ発見。
車の中にいたウッドウォード「誰にも言うなよ」
警察に追われる。

▽第1ターニング・ポイント=第1プロット・ポイント(00:25)
キイ・インシデント(=事件)がくることが多い。
・I.Iと対。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

事故のあった駅でパニック映画をとることに。



2幕(葛藤=ドラマ)
・イラ・タイプorマヨタイプ
・いかにストーリーを止めているか
・いかに主人公を困らせているか
・伏線を引いておいて、TP#2(PP#2)に活かす
・障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
・障害は約3つが目安

▽サブプロット(Bストーリー)(00:30)
・息抜きタイム
・ラブストーリーがくる場合が多い
・誰かが作品のテーマを提示

アリスとのラブストーリー
父の捜査

▽お楽しみ(00:30~00:55)

列車は軍のもの?ウッドウォードは、何か意図があってわざと突っ込んだ。
保安官とスーパー店員が謎の死。
車等の機械が故障しまくり。被害、続出。
ジョー父、軍の無線通信を傍受「ウォーキング・ディスタンス作戦」
ジョー父「アリスとつるむな」
ウッドウォード、軍に殺される
ジョーのキューブが自宅の壁を貫通

▽ミッド・ポイント(00:55)
・<絶好調>か<絶不調>のどちらか
・いきなり危険度がアップ
・「すべてを失って」と逆の関係
・引き返すことができない事件が起こる

アリスが宇宙人にさらわれる

▽迫りくる悪い奴ら(00:55~01:15)

チャールズ、映画撮影中止。アリスのことでジョーと喧嘩。
駅での映像に宇宙人の姿が。
避難指示。町封鎖。
軍に囚われていたジョー父、脱出。
軍に潜入するジョーたち。
ウッドウォードのテープから軍に虐げられた宇宙人の存在を知る。

▽全てを失って(01:15)
・死の気配を漂わせる

軍につかまる。

▽心の闇(01:15~01:25)
・何かを悟る
・解決策を探る

宇宙人に護送車が襲われて、ネレクが殺される。
ジョーたちは、何とか脱走。

▽第2ターニング・ポイント=第2プロット・ポイント(01:25)
・3幕の前後
・2幕内の伏線を集約
・突破口。背中を押される⇒立ち上がり、フィナーレへ

アリスを探しに墓地に



3幕(結末)

▽フィナーレ(01:25~01:50)
・クライマックス(目的達成・解決へ)
・最大に汗をかく
・あざといぐらい盛り上げる
・底から一気に上昇

地底へ。
アリス救出。
ジョー、宇宙人に「つらいことがあっても生きていける」
宇宙人、攻撃の手を止める。

▽ファイナル・イメージ(01:50)

ジョー、アリス、父と抱擁。
車等の機械で作られた宇宙船に乗って、地球から去る宇宙人。



・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成。
なかなか良かった。
視覚的に見るものを魅了している作品。

・悪点……
主人公が、あまり行動的でない。
宇宙人について、さほど興味がない。むしろ父の方が興味深々で行動的だった。
ちょっと詰め込みすぎのような気もする。

・その他……

・ランク(A~Z)……B

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……上司殺しの疑いをかけられたプログラマーが、仮想世界と現実世界を行き来して身の潔白を証明する。

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する


・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意


目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……身の潔白を証明する
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。


インサイティング・インシデント(=事件)……ダグラスが上司のフラーをめった刺し

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……
刑事のマクベインに疑われる
フラーの娘・ジェインが現れる

PP#1(=キイ・インシデント)…フラーからの留守電「個体に手紙を渡した」⇒仮想空間へ
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる



2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

バテンダーのアシュトンに会うもフラーのことを知らず
仮想空間終了。個体の意識が入りかける。
バーの店主・トムジョーンズに、フラー殺しを隠す代わりに100万ドルをゆすられる
ダグラス逮捕。トムジョーンズ死亡。
ジェインの助けで釈放
タイマ未設定で仮想空間へ
アシュトン、フラーから渡された手紙を手がかりに仮想空間の境界の向こう側が異次元空間であることを確認
アシュトン「何が本物?」。アシュトンに銃で撃たれれるダグラス。
アシュトンと取っ組み合い⇒水死?⇒現実空間へ
マクベイン「フラーに娘はいない」「存在しない」
ジェインに会いに・・・が、別人に? 今いる現実空間も仮想空間?
現実空間の境界の向こう側が異次元空間!

DP(どん底ポイント)……フラーを殺したのはダグラスに入り込んだユーザーの仕業。やっぱり殺したのはダグラス。手紙の内容は「現実空間は偽の世界」。知ってしまったダグラスも始末される?
※PP#2のちょい前

ジェインは現実空間から入ってきた人間。

PP#2……ジェイン「私にとってはあなたが現実」
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

ホイットニーにアシュトンが乗り移ってくる
ダグラス、ホイットニーを13Fで銃殺


クライマックス(目的達成・解決へ)……ダグラスにユーザーのデビットが入る。ダグラスに熱を上げるジェインにジェラシー。ジェインを襲う。
⇒マクベインが助ける。ダグラス死亡?
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

TP(転換ポイント)……ダグラスの意識が現実空間のデビットに入り込む。

・参考文献/サイト

・良点……
綺麗な3幕構成。
話が2転3転して面白い。
随所に予想を裏切る展開が散りばめられている。
クリストファー・ノーランが影響を受けた作品らしいが、分かる気がする。彼が好きそうな世界観。

・悪点……

・その他……
最初はB級の臭いがぷんぷんとしていがが、意外に良かった。

・ランク(A~Z)……A

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・プレミス(一言で言えるストーリー)……企業スパイが夢の中に忍び込んでアイデアを盗み取る

・登場人物(職業、性格etc)  最重要!!!!!
※公・私の二面性を意識
※キーワードから発想
※極端なクセ・こだわりを掘り下げる
※弱点(共通性)があること
※敵役(善人であればなお良い。魅力的に!)
※キャラ変え(=成長)も考慮
※キャラの棲み分け「YES」「NO」「中立」「ボケ」等をしっかりと
※新しいキャラが重宝される!!! ※現在のドラマはキャラモノ重視の時代
※リアクション=行動から発想-今の人と逆方向を向いていればOK
※今を意識する

コブ・・・夢にとらわれていて、現実に戻ろうともがいている。

・構成(シーケンス) 最重要!!!!!
1幕(発端)
※セットアップ
※説明不足にならないように注意

インサイティング・インシデント(=事件)……夢の中の金庫からサイトウの書類を盗むコブ

日常から非日常へと向かい悪戦苦闘……

PP#1(=キイ・インシデント)……サイトウからインセプション依頼
※事件がくる場合あり
※I.Iと逆。悪いことであれば良いこと、良いことであれば悪いことが起きる

目的(=ドラマ上の欲求=モチベーション)……成功させて家に帰る
※一直線にしたほうがよい
※3アクトを用いてストーリーにうねりをつける
※I.IやPP#1などで決定。例外も多い。


2幕(葛藤=ドラマ)
※イラ・タイプorマヨタイプ
※いかにストーリーを止めているか
※いかに主人公を困らせているか
※伏線を引いておいて、PP#2に活かす
※障害は魅力的且つ主人公に危害を及ぼす(カタルシスを生むために)
※障害は約3つが目安

仲間集め

MP……フィッシャー死亡。第一階層へ。
※引き返すことができない事件が起こる

ロバートの潜在意識の投影に襲撃される
サイトウ撃たれる
モルとコブ、50年間夢の世界にいたことが発覚
⇒モルは現実を受け入れられずに自殺、弁護士には「身の危険を感じる」と記した文章を送る
第2階層へ
第1階層、第2階層にて命を狙われる

DP(どん底ポイント)……ロバート、モルに撃たれる
※PP#2のちょい前

PP#2……?
※3幕の前後
※2幕内の伏線を交えて
※突破口。背中を押される
⇒立ち上がり、クライマックスへ



3幕(結末)
※いかに転がしているか

コブ、モルにインセプションを施していた「現実に戻るには死ぬしかない」
ロバートをキック、虚無の世界に落ちることを回避
第2階層にて、電気ショックを与えてロバートを蘇生させる

クライマックス(目的達成・解決へ)……ロバート、父と会う。父「真似するな」。インセプション成功。
※最大に汗をかく
※あざといぐらい盛り上げる
※底から一気に上昇

OPのシーンに戻る。コブ、年老いたサイトウと再開。現実に戻る。
アメリカへの入国審査パス。子供たちと再会。


・参考文献/サイト

・良点……
3幕構成?
現実を生きろというメッセージ性の強い作品。
それぞれ別階層でのピンチをカットバックにて見せる構成は天才的。
クリストファー・ノーラン=今一番目の離せないクリエーターの一人。

・悪点……
特に

・その他……

・ランク(A~Z)……A

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